石川県かほく市まで、点検に行って来ました。2012.3.17
2月に太陽光発電システムを設置されたお宅に、定期点検に行って来ました。
こちらのお宅は、平成24年2月20日に連携されたので、設置されてから1ヶ月も経っていないのですが、お客様から 「電圧上昇の表示がよく出ている」 と連絡を頂いたので、随時点検に行って来ました。(通常の定期点検では、1ヶ月半から2ヶ月ぐらい経った頃にお伺いします)
ほとんど毎日、多い日で9回も電圧上昇履歴が残っています。
通常、太陽光発電システムを設置されたお宅で、設定されている電圧は系統の電圧(外の電圧)よりも少しだけ高く設定されています。したがって、発電して自宅で使い切れなかった電気は、電圧が低い外に流れて行き、お隣やそのまたお隣で使われているのですが、何らかの原因で、系統の電圧が高くなると、電気を外に流す事が出来ないので、パワコンの出力が低下してしまい、電気が売れない状態になってしまいます。
この様な状態が続いた場合は、電力会社に報告、調査の結果、必要がある場合にのみ、設定電圧の変更等が認められます。
今回のケースも、北陸電力に報告しましたが、出力低下の時間が長くても10分程度、ほとんどの時間帯ですぐに回復しているので、発電・売電への影響はあまり無いと思われます。
次は、エラー履歴です。 F-05のエラーは停電があった時にでる表示で特に問題が無いのですが、S-00は売電センサーからの信号が無い時に出る表示で、毎日決まって夕方に集中しています。
センサーが止まると、モニターに売電・買電の表示が出来なくなり、履歴も残らないのですが、発電・売電履歴を見る限り、長期間センサーが止まっている訳ではないので、取りあえずは問題はありません。
考えられるのは、ブレーカーが落ちるといったケースですが、しばらく様子をみて続くようなら、メーカーに報告・調査に入りたいと思います。
発電は予想した発電量に近い数値なので、しっかりと稼働している様です。これから、良い天気が続くと思いますので、楽しみです。