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エコキュートのしくみ

エコキュートのしくみとは?

エコキュートは空気の熱をくみ上げて、給湯に必要なエネルギーをつくる、
「ヒートポンプシステム」を利用しています。

エコキュートは空気の熱でお湯を沸かす

使用する電気の3倍以上の給湯エネルギーをつくることができるため、とても高効率で省エネ。
また、熱を運び伝える「冷媒」には、自然冷媒CO2を使用していて、
地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出を大幅に削減できます。

エコキュート選びのポイント

エコキュートを選ぶ際は、
  • うちは大家族だから、いつでもたっぷりのお湯を沸かしたい
  • いつでも、あたたかいお風呂に入りたい
  • 夫婦2人だから、シンプルなのがいい
といったご家族のライフスタイルや人数に合わせて、自動タイプや給湯専用タイプなど、
さまざまなタイプやタンク容量からお選びください。

お風呂のタイプとその機能

エコキュートの場合、お湯を沸かすときは65-90℃に沸かし、使用する際には水とまぜて
適温の42℃程度で使いますので、実際は記載されている「タンク容量」よりも使えるお湯が多くなります。

急な来客などでタンク内のお湯が足りなくなるかも?と思ったら、残量を感知して
「昼間沸き増し機能」で足りない分だけを自動的に沸き増し。必要な残量を確保することが出来ます。

エコキュートのラインナップ

エコキュートは設置場所に対応したさまざまな種類がそろっています。
お住まいにピッタリのタイプを選んでください。

スタンダードタイプ
フルオート、セミオートなどの給湯機能や、タンク容量のバリエーションが豊富な、スタンダードタイプ。

薄型タイプ
貯湯タンクを2つにわけることで、ぐんと薄型に。狭いスペースでも設置可能です。

スリムタイプ
集合住宅でも使いやすく、狭い場所にもコンパクトにスムーズに搬入できます。

寒冷地タイプ
外気温がマイナス20℃でも、高温沸き上げが可能です。

井戸水対応タイプ
井戸水を使っても、配管詰まりによる故障を抑制できるタイプです。

耐塩害・耐重塩害タイプ
海岸に近い地域でも設置可能な、サビや潮風に強いタイプです。耐塩害タイプ
室外ユニットの設置場所から海までの距離が約300mを超え1km以内の場合は「耐塩害タイプ」、
室外ユニットの設置場所から海までの距離が約300m以内の場合は、「耐重塩害タイプ」がオススメです。

エコキュートと電気給湯器の比較

オール電化で給湯システムを検討するとき、「エコキュート」と「電気給湯器」が考えられます。
どちらも似たような表現ですが、詳しく見てみましょう。

【エコキュート】
エコキュートと給湯器の比較 エコキュートとは メリット
  • 電気エネルギーのほかに、空気のエネルギーも使うため、エネルギー効率よくお湯が沸かせる
  • つまり、必要なお湯の量に対して電気代が安くなる
  • お湯がまろやかになる
デメリット
  • 初期投資(イニシャルコスト)が少し高い(電気給湯器よりも+20万円程度から)
  • お湯の使用量が少ない家庭には、初期コストが見合わない場合がある
  • 室外機などがあるため、耐久年数が約15年程度と短め


【電気温水器】
エコキュートと給湯器の比較 電気温水器とは
メリット
  • 室外機がないので、構造がシンプルで耐久性にすぐれている
  • 初期投資(イニシャルコスト)が少し安い
  • 必要な量だけすぐにお湯が沸くから、ムダがない。少人数家族、夫婦だけなどにオススメ。
デメリット
  • エコキュートに比べると、電気代がかかる
  • お湯の使用量が多い家庭には、ランニングコスト(毎月の電気代)がかさむ