- ・お客様:R.O様
- ・お住まい:石川県野々市市
- ・設置面:南面、北面
- ・屋根形状:切妻
- ・システム容量:10.15kW
- ・メーカー:シャープ
全56枚(南面28枚 : 北面28枚)
南面(NQ-195AA×28枚)
北面(ND-170AA×14枚 : ND-165AA×14枚)
こちらのお客様は、10kWを超えるシステムをご希望されていました。形状は切妻、方角は南面と北面のお屋根になります。
北面への設置は発電効率が悪いこともありますが、太陽の光が北面に設置したパネルに反射して、近隣の方々とのトラブルに発展する事例(光害)もあるようですので、通常はお勧めはしておりません。
しかしながら、お屋根全面を利用して10kWを超えるシステムが設置出来ないか・・とのお客様のご要望がありましたので、北面に設置した場合のご試算、反射光の影響についても調査させて頂きました。
一般的に北面の発電効率は南面の65%程度といわれていますが、これはパネルの設置勾配が30度(大阪)の場合となります。
こちらのお宅では、屋根勾配が4寸(21.8度、石川県野々市市)ですので、南面の70%程度の発電量予測となりますが、10kWを超えるシステムについては、全量買取で買取期間が20年間であることから、南面のみに5kW程度設置するケースに比べてかなり有利な試算結果が見込めます。
比較的単価のお安い多結晶のパネルのみでは、10kWを超えなかったので、効率のいい南面に高効率単結晶のブラックソーラー、北面に多結晶パネルを配置するシステムをご提案しました。
また、反射光が予想される北側は畑が広がっており、トラブルになるようなケースは今のところないようですが、今後建物がたったり場合には問題となるかもしれないとお話させて頂きました。
ご検討頂いた結果、反射光による光害については、お客様の責任にてご対応頂くとのお約束を頂き、こちらのシステムを設置さされました。